何かについて話したい

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ゲームを語る②:THE KING OF FIGHTERS for GIRLS

THE KING OF FIGHTERS for GIRLS(以下KOFG)はいつか書こうと思っていたのですがその前にサービス終了してしまったので早足で書きました。

もう手遅れな気がするけど個人的好きポイント、残念ポイントを書こうと思います。
先に総評を言うと結構好きだし課金もしてたけど割と悪い部分が多いゲームです。なので結構ぐちぐち言います。

 


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好きポイント①コンセプトと大本のスタンス

元はSNKが出している格闘ゲームKOFのキャラを使った乙女ゲームです。元作品があるのは強み。だってやる前から好きなキャラがいることがいるのがわかっているので始める理由も最低限のゲームをやるモチベーションもが確保されていますから。私自身、女だし乙女系ソシャゲで男キャラに対して熱を上げてみたい願望があったのでいろいろなゲームを始めたけど女性キャラと違って男性キャラのストライクゾーンが狭いのか特に気に入るキャラがおらずやめるという流れを繰り返してもう乙女ゲームはいいかなと思った時にもともと好きなゲームであるKOF乙女ゲームが出たので始めた流れですしね。原作ありのキャラクターで恋愛方向のゲームはなかなか出にくいけど人気イケメンキャラと恋愛できるゲームに需要があるのはテニプリ乙女ゲームの人気で証明されていますからね。
でも、これに関してはファンからの反感を買うこともある。そもそも好きなコンテンツが恋愛ゲームになること自体が嫌なファンもいるだろうし、ほかの女キャラとのフラグは消したりするのでその部分が好きな人は嫌な気分になると思う。かくいうKOFGの攻略キャラの中には彼女または女性キャラとフラグが立っているキャラが結構いる。私はテリーが一番好きなキャラなのですが彼にもマリーというキャラとのフラグがあり、私はマリー自体も二人の友人以上恋人未満な関係もめちゃくちゃ好き(世にいう推しカプってやつ)なので多少は複雑な気持ち。
でも大本のSNKのおかげでそこには文句がない。実は昔SNKは既存のキャラで色々なジャンルのゲーム出してて(RPGとかシューティングとか)そのうちの一つとしてもう乙女ゲーム出してます。京・庵・テリーはもうすでに攻略キャラ経験済みなのです。(ちなみにギャルゲーも出してるなんなら一本しか出してない乙女ゲームに対して何本も出してる。マリーも攻略キャラになってる)それもあって私のSNK自体のイメージが「キャラクターコンテンツの方向性がおかしい会社」でした。だからKOFGが出た時も「あーはいはい久しぶりにそういうの出すのね」っていう感じになった。なんならここ最近のSNKギャルズやKOFオールスターであったキャラの女体化の方向よりましだと思ったレベル。
そして派生を沢山出しても格闘ゲームにその設定が反映されることはほぼ無いと思われるので嫌な人はスルーしても大丈夫だと思われる。もしこのゲームを基準にしてKOFでの彼女設定をなくして女子キャラとの絡みもなくします!!ってなってたらこのゲームのアンチしてたと思う。
格闘ゲーム自体もおざなりにせず新作をちゃんと出しているのでKOFGがでたことで原作が駄目になることは無さそうなので安心してプレイできました。八神庵異世界に行くのを許して女性との恋愛を許さないのもおかしいしね。

好きポイント②キャラ

好きなキャラがいるから始めたので当然好き。もとは格闘ゲームなのでみんな格闘家設定。イラストでも筋肉が分かりやすく描かれていて格闘スタイルの設定もちゃんとしている。他乙女ゲームよりも守ってくれそう感はあるので見た目が細身の男よりもがっしりした男に守ってもらいたい人とかには受けるかも。まあ、今の女性人気キャラの傾向を見ると爆発的人気は取れない気がするけど。
あと性格が原作よりも乙女ゲーナイズされてる(笑)原作だとクズい性格の奴はクズさマイルドになってたり、話聞かないやつはまだ話聞くようになってる。修行に夢中で恋人の舞との結婚の話から逃げたりKOFオールスターでは誕生日を忘れてたアンディがKOFGだと女性への細やかな気遣いができる男になったのを見てその心配りを舞にやってやれよと思いました。

好きポイントで書いたけど実は苦手なキャラもいます。それ関連は後で書きますね。

好きポイント③ストーリー

割と好き。乙女ゲームや女性向けゲームを途中でやめる原因にストーリが自分の肌に合わないことが多い。なんか女性向けって闇って感じのストーリーが多いんですよ。あれ読んでて辛いんですよね。なんか暗いというかドラマチックにするためにお辛い展開・設定が出てくることが多くて…。前も書いたけどそういうの得意じゃないんですよ私。特に自分の分身って出されているヒロインの周りが厳しいと耐え性もなく逃げ癖がある私はすぐ嫌になります。乙女ゲー、ギャルゲーの主人公ってなんか理不尽に巻き込まれる展開が割とある気がする。導入が理不尽なのに巻き込んだり、協力を頼んだりしている攻略対象サイドがヒロインに対して罵倒を飛ばしたり、ひどい扱いをしてたりするとイライラするので途中でプレイを投げるといったこともある。不快だったけど、扱いが悪い対応されても納得できる場合もあったけど(別にヒロインが巻き込まれたのは相手側のせいでない時とか、事情を知らずただ上司にヒロインを押しつけられた人とか、人にも自分にも厳しいがゆえの対応なので後でフォローが入るパターンとか)でもただただ理不尽なパターンがあまりにも多すぎて無理。女オタク達にはなぜか嫌われている自己投影かも知れないけど私はゲームやってたら普通に主人公側に感情移入するタイプなのでプレイヤーキャラの扱いが悪いとやっぱり駄目ですね。昔やったソシャゲで世界のために協力してくださいと言われたはずなのに攻略対象も最初に出会った数人以外はだいたい塩対応、モブの住人からも別に望まれていないという話が3,4章続いた時には「誰が救うかこんな世界!!」ってなった。
昔の乙女ゲームはどうだったか知らないけどソシャゲのイケメンキャラ性格きつすぎるし背景の闇が強くて恋愛する気にならない…。私はただヒロインとイケメンの恋愛をみてトキメキを感じたいだけなんだよぅ…
そういうのに比べるとKOFGは結構優しい。メインのストーリーは不思議な力を持つヒロインが世界の危機に巻き込まれるというKOFであることに目をつむれば昔からある乙女ゲームのストーリーだと思う(むしろ一昔前のテンプレで最近はこういうストーリー少ないかも)しかしKOFGではそもそも攻略キャラのメンバーは原作で世界の危機を経験済みなので大体のやつらが協力的。そして主人公やってたやつらは原作では大体巻き込まれる側だったので主人公に同情的なので優しい。あとほとんどのやつらは顔見知りなので原作で因縁持ち以外は内輪でギスギスしない(因縁持ちでも大体本編では一時休戦という感じで割と平和)キャラ自身もいろいろ暗い背景を持ったキャラはいるけどそれに関しては原作でやっているのでぶっちゃけ問題自体は解決済みなやつばっか。なのでキャラの闇の話は基本そのキャラの気持ちの問題なのでヒロインとの恋愛話に絡められてる。安心して見れる。
モブに関してもストーリー上でKOF参加の格闘家に不信感を持たれて大会自体に反対する運動が出てくるのだけどその後に格闘家を応援している人やヒロインたちの頑張りを見て考え直してくれる人が出てくるストーリが早めに出てくる。このストーリーの部分を考えると私は暗い話が苦手なのではなくて暗い話が長く続いてその問題点がぜんぜん解決しないという状態のままなのが苦手なのかもしれない。そう思うとソシャゲストーリー向いてないのでは…?

原作有のキャラなのに個別ストーリーがしっかりあるのもうれしいポイント。ぶっちゃけ乙女ゲームって言ってもあんすたみたいな感じだろうなー(あんすたを悪くいうわけではないけど乙女ゲームだと思ったらなんか違ったみたいな印象が強いゲームなので例えで出しました)と思っていたので「しっかり乙女ゲームだ!」と感動しました。内容も割と甘めな上恋人にちゃんとなるので求めていたトキメキを感じられました。個人的には一番好きなキャラであるテリーの個別ストーリーの最後はかなりときめいたし、今までノーマークだったキャラも結構ときめいた。個人的にはマキシマはビターな終わりだと思っていたら結構甘めで驚いたし、包は本家では出番も少なく印象が薄いキャラだけど、KOFGで印象が良くなりましたね(個人的ですが乙女ゲームにおけるショタキャラは今後が楽しみって終わりが多いので好き)ビリーはヒロインをお嬢呼びするキャラはなかなかずるいなと思った(現にKOFGでは人気上位のキャラになってたし)2部で新たに追加された社とクリスも最後までオロチサイドなので立ち位置が敵のままでしたが、その中でできるストーリーがされてたと思います。特に社はヒロインが明確に拒否の対応をするのをわかっていてその反応を楽しむことも込みでぐいぐい来るキャラという敵サイドのキャラならではの立ち位置で私はすごく好きなキャラです。そんな感じで、原作キャラの乙女ゲーム要素は満足感がありました。

そして、この意見は賛否が分かれる意見になるけど、個人的にはちゃんとヒロインの存在がしっかり感じれたのも良かったです。なぜか女性向けゲームではヒロイン(プレイヤーキャラ)はいらない、空気の方が良いという意見が主流な気がしますが、私は逆に乙女ゲームのコンセプト上ヒロイン=プレイヤーであることを想定しているのだから乙女ゲームではプレイヤーの分身としてちゃんとストーリーに関わらせるべきだと思っているタイプなのでKOFGのヒロインの関わり具合はいい感じだなと思いました。

ちなみに、ストーリー部分にも苦手ポイントがあります。これも後述します。

好きポイント④歌

このゲームキャラ全員格闘家なのになぜか歌います。なんならスタート画面で歌が流れたので私は大爆笑しました。そしてメインストーリー、サイドストーリーともに途中でBGMとしてチームごとの歌が流れます。ゲーム内で試聴もできるしCDも発売されています。ちなみに本編でキャラたちが歌っている描写は一切ありません。なぜ歌わせたのか理由は全くわかりません。多分運営がビクターだからってだけでしょう。この歌の存在の訳わからなさが結構好きです。ストーリーで流れる時も大爆笑でした。
普通に曲は良い曲です。テリーチームとリョウチームの曲が好き。
ちなみに「格闘家の乙女ゲームなのにストーリー読んでると突然そいつらが歌っている曲が流れてくる」というのをネタとして友人に話したら興味を持ったのか友人がKOFG始めてロバートにはまってました。
案外ゲームとしての面白さやキャラの良さをアピールするよりもネタとして笑える要素を伝えた方が人はやってみたくなるのかもしれませんね。

微妙ポイント:システム

見守りゲーです。ファイトはキャラ同士のバトル、トレーニングは練習人形をブッ飛ばす姿を見守るだけです。プレイヤー側でやることはファイト中に応援するボタンを連打してキャラのテンションを上げるだけ。戦略性はないです攻撃する順番はパラメータ依存で攻撃する対象もAIが勝手にやるので体力残りわずかの相手に高火力の必殺技を使ったりと見てたらもやもやする所がある。
しかし、ターゲットとする乙女ゲーマーはストーリー重視でADV以外のゲームを苦手とする人も多いので、ゲーム要素をほぼ無くして物語に集中してもらうというのはありなのかもしれない。特に格闘ゲームなんでゲームの中でも難しい分類ですしね(私自身格闘ゲームは好きだけどほぼガチャ押しタイプで上手くはないので)
そんな感じなのでシステムに関しては個人的にはゲーム性が欲しかったけど、ターゲット層を考えるとありだと思うので好きとも残念ともいえない微妙ポイントとしました。

ここから超個人的な残念ポイントになります。

残念ポイント①オリジナルキャラとBL要素

前の項目で書いた嫌いなキャラクター・ストーリーの苦手な部分はココです。多分一番話が長い。

※事前に言っちゃいますが私は腐女子ではないです。なのでBL作品や二次創作は見ないし、なんならBL作品、BL的描写が肌に合わず苦手になっているのでそういう表現がある作品は避けて通っています。
友人に腐女子が何人かいるので全てのBL作品や腐女子自体を否定はしませんが、自分が好きになることは多分ないし、ネット上で見る迷惑なタイプの腐女子の言動には嫌悪感を持つ程度の苦手意識をもっている人間が書いています。なのでBL作品、BL二次創作が好きな方には不快な気持ちにさせる文章の可能性があるので見ないことをおすすめします。

サービス前から紹介されていたKOFG発のオリジナルキャラのナギとヨミぶっちゃけるとこいつらが本当に苦手です。

初めて見たときぶっちゃけナギの見た目としゃべり方、ヨミのキャラ説明を見てもう苦手意識が出てたので「このゲーム事前登録したけどやらないでおこう」と考えてた。まぁ、開始時にはすっかり忘れていたので通知が来て「お、始まったのか。」って感じで始めてしまったのですが。
簡単なネタバレキャラ説明をするとナギはKOFGにおける主催者で1部ラスボス。神様のイザナギで恋人のイザナミの生まれ変わりのヒロインと新しい世界を作り直すために騒動を起こすキャラ。ヨミは幼い時にKOF優勝経験もしている格闘家で父親の虐待じみたスパルタ教育に絶望したところナギに助けられたのでナギに絶対忠誠を誓っている。父親の事もあって格闘家と弱者が嫌いってキャラ。
私はこの二人を見た時、腐女子層を取り込みたいから作ったキャラなんだろうなーと思いました。
偏見ですけど美少女・イケメしか出ないタイプのソシャゲで出てくる同性同士の主従キャラは大体BL・百合要員として見られている傾向があります。公式がそういうキャラで推す場合もあるし、食いついた人が百合好き・腐女子しかいなかったのでファン全体がそういう認識になった場合もあります。
そしてキャラクターデザインをしたイラストレーターが腐女子の方らしいという情報もありBLっぽくなりそうという想いが強くありました。
実際に本編ストーリーを読んでいくとこの二人の出会いのエピソードなどが入ってくるのですが、二人の関係が依存的で苦手だなーと腐女子の友人に話してみたところBLではよくあるタイプのエピソードらしい。なんなら二人の設定自体がBLでよく見かける感じらしい。なるほどやっぱり肌にあわない。

それぞれの個人的苦手ポイントをあげると、ナギは設定的にはとても面白くなりそうな要素がいっぱいあるけどそれ以上に苦手な部分が多すぎて一番苦手なキャラ。1部でのラスボス、神様でヒロインの前世の恋人という立ち位置と設定だけだとめちゃくちゃワクワクするんですが、本編・個別ストーリーでの彼のやり方は基本的には相手の心の隙とか弱みにつけ込んで操ったり、相手のトラウマなどをつついて冷静な判断をさせないようにしたりとちょっと陰湿なやり方が多く、改心後も自分の行ったことに関する言及が無かったので、嫌な奴の印象が拭えなかったです。
そもそも神様のチートパワーでキャラの一部の心折るようなボロ勝ちをしたのにリベンジマッチもなく最終ストーリーはナギと戦って勝つとかではなく彼を救う方向で戦いもしなかったので消化不良感が否めない。格闘ゲームだったらストーリー関係なく戦闘があるのにとか考えちゃいましたね。
これで威厳のある独裁者キャラやドSキャラとかであれば悪質なやり方でも納得できるのですが、彼自身のキャラ付けは俗世のことをよく知らない天然キャラなのでかっこよく感じれないし、そんなキャラ付けだから1部後設定のイベントストーリーや2部で相手を怒らせるコメントをしたり神様パワーで(人間になったらしいのに使える)問題を起こしても世間知らずの天然なのでしゃーないという扱いで許されている感じになっているので個人的にはもやもやする展開だし、彼自身にずるいやつの印象がついているので一番苦手なキャラとなっています。
そして超個人的な苦手部分はしゃべり方。CVの平川さんはドルべと花京院くらいしか知らなかったのでもっとりりしい感じと思ったらなんか天然ほわほわ系なしゃべり方だったのですごくがっかりしました。戦闘中に出す「だぁ!」ってボイスくらいしかかっこよくなかった。せっかくのラスボスポジションで(チートだったけど)めちゃくちゃ強い神様設定なのにぽわぽわなしゃべり方ってのもなんだかなぁ・・・。結局何回聞いても好きになれないしゃべり方でした。
あと一応設定上はヒロインに愛をささやきまくるキャラという設定だと思うのですが、個別ストーリーをやってもなぜかナギが本当にヒロインおよびナミ(ヒロインの前世)を愛しているようには見えなかったので乙女ゲームとして楽しめなかった。なんでだろう?

ヨミに関しては本編で出た彼の子供時代の話を見た時は父親の事もあってナギの新しい世界の作り直しに共感したから従っているのかと思ったら比重がナギによりすぎててやっぱりナギ専用のBL要因という印象以外特に抱けなかった。本編ではナギがヨミの言葉を聞かず暴走したときはナギに捨てられたから生きる価値がないと自殺未遂をしたり、ナギを救うために一番貢献するキャラ(なぜかそのシーンに一枚絵がある)として描かれている。イベントでも基本的にナギ至上主義で彼のやることは基本したがい間違いであってもそのことを進言せず彼が楽しそうであればそれに従うし、彼のためならたとえチーム分けで別チームになってもナギに有利になるように動いたりする。そして個別ストーリーではヒロインのことを憎んでいる宣言をしヒロインに対して冷たい対応をする。憎んでいる理由はナギが恋人のことを深く思っていて自分では敵わないからその生まれ変わりのヒロインが憎いというもの。控えめに言ってもホモとしか言えない上にヒロインはとばっちりにもほどがある。乙女ゲームに男を慕いすぎてヒロインに敵意出してくるキャラは必要なんですか?いや、私が無知なだけで乙女ゲームでは人気なキャラ設定なのかもしれないけど。
ヨミは設定のせいでナギの付属品のイメージが強すぎて彼自身の印象はほとんどない。なので自分の苦手なBL要素の一番の要因のキャラなのですがナギと比べるとそこまで苦手ではないです。というかマジで感想がでないです。でもヨミはナギの元から離れた時にはナギに与えられたチートパワーを失った状態で他キャラと本気の戦闘するストーリーがあり、ちゃんと負けているのでリベンジマッチがしたいという私の希望は叶えてくれているという点だけは好感がもてます。

ちなみに彼らはこのゲームのオリジナルキャラだからなのか割とストーリー中に二人のフォローが入ります。自殺未遂をするヨミはなぜか庵が助けて保護をするし、いろいろなキャラが主と離れてしまったヨミを気にかける描写が彼の個別ストーリーで描写されます。ナギに関しては他のキャラはそうでもないけど前世が恋人だという設定があるためかヒロインは割とナギを気にかけます。1章が終わった後の設定であろうイベントストーリーでは普通に二人を仲間として受け入れています。
いや、別にフォローがあってもいいし、仲間なのだけど私の中で彼らはもうBL要因としか思えないせいで他のキャラと絡むたびにそのキャラまでBL要因になってしまうのではないのかと心配になってしまい素直に楽しめなかったです。実際はそんなこともなく、一部のキャラに関しては彼らのこと苦手なままだったので安心しましたけど。

最近の女性向けのコンテンツには表現に差があれどBL要素をいれるものが多く見られるので私はあまり触れてなかったし、その要素が合わないと感じたら早々にやめていたのでぶっちゃけKOFが元作品じゃなかったらたとえ他キャラがしっかり乙女ゲームしてるとしてもBL要素がある作品と判断して早々にこのゲームやめてたと思う。
そう思った人は私以外にもいたようで、BLや腐女子が苦手な人が自衛のためにBLっぽい要素を感じた作品の情報を教え合うスレッドでKOFGはオリキャラの存在と他キャラのカードストーリーの内容を理由に黒判定でした。
2部やってた時のスタッフインタビューでは乙女要素を強く出していく方向を語っていて、実際そんな感じになっていたけど、最初に出したBL要素が原因で乙女要素に大喜びしそうな人達はそんなにこのゲームやってなかったんじゃないかな。だからといってあれ以上BL要素を強く出してたら私はやめてたけど。

残念ポイント②ファン層

ここはあまり詳しくは調べてないのでわかる範囲だけの話です。
私は自分がやっているゲームについて書いている個人ブログを見るのが好きなのですが、このゲームをブログを読んでみるとゲームの感想の端々に「恋愛要素強めの話はあまりうれしくない」というコメントがちょくちょくあった。ちらっと見た愚痴スレではヒロインの存在感が強すぎることが愚痴られていた。しかし、愚痴スレでヒロインさすがに罵倒されすぎじゃない?プレイヤーキャラだよ?消えて欲しいとか書かれてたけとそれってサービス終了と同義じゃない?(実際サービス終了したので実質ヒロインは消えたけど)Twitterの意見ははもはや怖くて見ていない。
ネットの意見を聞くとやっぱり自分の感覚と世間とのズレを感じてそれなりにへこんだという超個人的な理由で残念ポイントです。
ちなみになんで詳しく調べていないかというと元々KOF自体京と庵あたりで昔BL人気があったので古参に腐女子が多いと聞いて絶対自分と意見合わないだろうなと思い自衛したためです。結局へこんだので何も調べなければ良かったなぁ・・・。

サービス終了になった原因を考えてみた

ぶっちゃけ早めに終わるだろうなーと思っていたのでその理由をぺらぺら書いときます。

・スタートが駄目だった
始まった当初不具合が連発してしまい開始1か月たったくらいで修正のための更新停止期間が3か月もあった。既存のファンは更新なくても待てたかもしれないけど新規の乙女ゲーマーに3か月イベント・ガチャ追加無しは普通につまらないので離れた人が多いと思う。おそらく今まで少なかった女性層のファンを獲得するためのものだろうに最初からズッコケてる。

・ストーリーがきれいに終わっちゃった
ストーリーは全2部ありどちらも早めに完結しました。(まぁ、2部に関してはサービス終了が決定してたから早くした可能性はあるけど)個別ストーリーもキャラによっては結婚の約束までしたやつもいるし、2部終了時点で乙女ゲームとしてはぶっちゃけやること全部やっちゃったと思います。そういうところが私はすごく気に入っているところだったのですが、ソシャゲを続けることを考えると悪手でしかありません。
ソシャゲにおいてストーリーが続きを見る事をプレイヤーのモチベーションにしている人は多いです。人気のソシャゲの新章が追加されたときのTwitterはその話でいっぱいですし、ストーリーが気になるから完結するまでは続けているという人も多いです。だから人気のソシャゲのストーリーは大体壮大で面白いなストーリーだけどなかなか本編の進みが遅いものや、終わったと思ったらすぐに新しい展開を用意しているもの、複雑なフラグや展開が少ない代わりに話の追加が多いものが大半です。ソシャゲで早く完結するストーリーは寿命を縮めるだけだったのかもしれません。
あんなにしっかり話をまとめられるならKOFGは据え置きで出した方が良かったかもしれませんね。たとえソシャゲで出すとしても、一日数話しか読めない(課金したら読める)タイプの乙女ゲームとして出すべきだったと思います。結局オフライン版などで残りもしなかったのでswitchとかで出て欲しいものですね。

・世間のイメージとファン評価
しっかり乙女ゲームとして作られてたKOFGですが、どうしても「格ゲーキャラで乙女ゲームを作った」という立ち位置のせいなのか扱いが完全にネタゲームでした。
というか真面目にやればやるほどネタとして面白いです。なので本気で乙女ゲームとして認識されているか怪しいところがあります。
ネタゲームであればすぐ終わるだろうなという印象を持ちます。私がそうでした。やってみた人は私のように案外マジで作ってるんだなと感じる事ができますが、そう思った人の大体はやらないし、ただの話のネタとして使うだけです。そういう扱いもあって長く続く印象を持たれないままなので新しく始めづらかったのかもしれません。(実際1年ちょっとで終わったので印象通りになっちゃったけど)

・運営
運営はコメントを見る限りKOFに関しても愛情があり、乙女ゲームに対してもちゃんと向き合っている運営だとは思います。いろいろ改善もしていたと思います。
最初のイベントの累計ポイントで報酬をゲットする方式からアイテム交換式にしてくれたり、昔の限定ガチャのカードを巡に恒常入りさせたり、メダル交換でとれるようにしたりと結構よりよくしようという姿勢が感じられて好印象でした。
でも、1周年以降の運営のやり方は人によっては「あ、これサービス終了しそう」と察してしまうものが多かったです。
なぜわかるのかと言うとソシャゲはここ数年でたくさんのゲームが誕生してはサービス終了しているのでユーザーの方も運営の動きでなんとなく運営の状況やサービス終了する前のゲームが行う動きとかわかってきているんですよね。女性向けゲームはわりと寿命は長めですが、だいたいあんスタなどのメジャーどころに顧客の課金が集中しているのでツイステみたいに一気に有名にならない限りコストのかからない程度の薄い内容で長く続くかすぐに終わるかの2択になりがちです。なのでKOFGのやり方は乙女ゲームやりこんでる人であればサービス終了しそうとわかるものだと思います。(実際サービス終了告知前から終わるだろうと予想されてたらしいです)

まず、期間限定ガチャの増加。最初はイベント開始と同時に行われる特効つきの限定ガチャとサービス開始時からあった月一に新SSRを追加しつつ復刻する執事ガチャの2種類でした。最初から限定ガチャで驚いたけど、まぁ執事のテーマは人気だし気にしなかった。そこから月一で出てくる全員の立ち絵をテーマごとに着せ替えたSRがとれる限定ガチャが追加されました。これに関してはSRとSSRのカードにはカードストーリーがついており、このガチャのカードにも当然ストーリーがついていますが他のSRカードストーリーと比べると乙女要素が強いのが特徴でした。そしてこのガチャで出てくるテーマがデートや季節ものや学園パロディなど全員にストーリーが欲しいものが多かった(ウエディングに悪魔の要素入れたり、ムキムキの男達に動物パジャマ着せたり微妙なテーマもあったけど)のでイラストを量産できる立ち絵の着せ替えにして出してるのかなと考えて納得してました。まぁ、月一で好きなキャラにストーリーが追加されるのは良いことだしね。闇鍋だったけど一応天井みたいなのはあったし。でもこの時点ですでに無課金で好きなキャラのカードを全部とると言うのは難しくはなっていたと思います。微課金だった私でも途中で取り逃したし。そのあとに出てきたのがコラボや雑誌掲載で使用したイラストのカードを限定で追加したのに関しては恒常で良くないと感じました。一部カードはカードストーリーがフルボイスだったから良かったけど。そしてついにイベント連動の限定ガチャが2種類になったり、限定ガチャをしている途中に別の限定ガチャをだしてきたり、クリスマスに限定Rのガチャが出たりといろんな種類の限定ガチャがでてきたので「あ、資金繰りが大変なの?」と思ってしまいましたね。最初はそうでもなかったのにだんだん限定連打するゲームはそこまでしてユーザーから金を取らないといけないほどカツカツなゲームの印象を持ちます。

そしてめんどくさい仕様の追加や報酬のグレードダウン。これはサービス終了しそうな動きでもあるのですが、普通にプレイヤーのモチベーションが下がります。
個人的にモチベーションを下げる仕様になったのは二つ。
一つ目が、2部開始から本編・イベント・個別ストーリー解放には専用アイテムが必要になりました。ぶっちゃけこの時点で面倒くさいのですがそれに加えて、本編・イベントストーリーはともかく個別ストーリーだけ解放するためのアイテム必要数が段違いで多いので大変でした。終わり近くではトレーニングの報酬でもらえるようになりましたが、それまではイベントのみ入手可能なのでイベント報酬よりもストーリー解放アイテム集めのために走ったこともありました。
1部の時のストーリー解放はプレイヤーランクやキャラランクが上がればストーリーが見られる方式だったのでランク上限あげてそれに準じたストーリー解放じゃ駄目だったんだろうか。イベントはアイテム解放でも良いけど。
二つ目は個人的にはかなり大問題で、イベント目玉報酬のカードがSSRからSRに変更されたことです。報酬のグレードダウンは純粋にがっかりする。イベントで最高レアリティのカードがゲットできるというのは無課金勢には貴重な戦力になるし、そうでなくても最高レアリティであればイラスト、ストーリーの出来が良いのでイベントへのモチベーションが上がるものなのだ。なのでランクダウンは本当にがっかりした。というかそもそもイベント報酬でSSR、SR、Rを一枚づつ出しているのがSR2枚になり、最終的にSRとR一枚だけになるとか本当に気持ちが萎える。

別に運営自体に悪い印象はないんですが力及ばすな感じで残念でした。
でもサービス終了宣言したらばらまきガチャとかあるかなと期待したのに特に最後の出血大サービス的なのなかったのにはがっかりしたよ。

まとめ

いつも自分は合わなかったらゲーム自体やめる又はある程度距離をとって楽しい部分だけ楽しむというゲームの向き合い方をしていたので、このゲームに関しては今までにない経験をさせてもらいました。(ゲームが面白くないのに続ける、苦手なキャラがいるのにストーリーをしっかり読む、サービスやばそうなのに課金してガチャをするあたり)
総評で言うとKOFだからはまれて、KOFじゃなかったらやめてたゲームって感じです。
本当に据え置きだったら良かったなって感じです。オフライン版とか出さないなら本当に据え置きで出して欲しい。
もしswitch版とか出たらちゃんと公式ショップ限定版で買おうかなと思います。がんばれSNK